第二回:「狂言はどこで観られるの?」
前回のコラム、「狂言はいつできたの?」でお伝えしたとおり、
狂言はお能とは切っても切れない関係にあるわけです。
ですから狂言は主に能とセットで上演され、
したがって、能舞台で狂言も演じられます。
私どもが主に出演する、都内の能舞台をいくつかご紹介いたします。
有名なところでは、千駄ヶ谷の「国立能楽堂」。
渋谷松涛の「観世能楽堂」、水道橋の「宝生能楽堂」、
目黒にある「喜多能楽堂」などが、
都内にある代表的な能楽堂としてあげられます。
他にも、神楽坂の「矢来能楽堂」、
青山の「銕仙会能楽研修所」、
私ども三宅狂言会による「兄弟会」が開催される「セルリアンタワー能楽堂」など、
小規模ながらも独特な雰囲気を持った能楽堂も多く、
また能楽に限らない独自の企画も開催されたりして、
それぞれに根強いファンが足を運んでおります。
このように一部ではありますが、ホームページを持つ能楽堂を挙げただけで、
大小あわせて、これほどの能舞台が都内には存在します。

「お能や狂言には興味あるんだけど、どこで観たらいいかわからない。」
このような質問を多く受けます。
勿論私どもの狂言会に足をお運びいただくのが一番なのですが(笑)、
お能も狂言も合わせて楽しみたいという方には、
国立能楽堂の企画する公演を御覧になってみては如何でしょう?
毎月4回ほど、わかりやすい解説のついた上に、
比較的お求めやすい価格で、能楽の世界に触れる公演を行っております。
能楽鑑賞の入り口として最適の公演ではないでしょうか。
また、狂言やお能は基本的に能舞台で演じられますが、勿論例外もございます。
能楽堂のない地域に於ける公演では、市民会館や公民館など、
公共のホールに能舞台を組んで上演いたします。
また夏場に多く開催される「薪能(たきぎのう)」では、
お寺や神社の境内、公園、川沿いなど、野外に能舞台を設営して、
夕刻から夜間にかけて、薪の灯の元、
幻想的な舞台を皆様に御覧頂いております。
こうした公演では、日本全国、各地域で行われております。
お近くでのこうした公演が行われる際には、
お見逃し無く足をお運びいただくことをお勧めいたします。
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