狂言あれこれ

第一回:「狂言はいつできたの?」

狂言はおよそ650年前、
室町時代に「猿楽(さるがく)」という芸能の中から誕生しました。

この「猿楽」という芸能は、それより以前、奈良時代に大陸から渡ってきた芸能で、
もともとは「散楽(さんがく)」と呼ばれ、話芸・曲芸・奇術などが主の、
今で言う大道芸のような俗楽、つまり民衆向けの雑芸だったといわれています。

「散楽」が、平安期に入ると「猿楽」となり、
日本の風土に根づいて、独自の発展を示すようになる傍ら、
寺社仏閣の庇護を得るなどして、だんだんと、
雑芸だった芸能は、狂言や能に繋がる演劇性を帯びてくるのです。

そして室町期に、「猿楽」が幕府の庇護を得るようになると、
ここで「能」と「狂言」ははっきりと分化して、 互いの道を歩み始め、
現代に至るまで、 ほとんど形を変えずに演じ続けられているのです。

これほど古い形の芸能が、単に継承だけを目的とした博物館的価値でなく、
生きた舞台芸術として 現代も演じ続けられている例は、
世界でも希に見るものであることから、狂言は能と共に、
ユネスコ第一回世界無形遺産に認定されております。

 

 

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 第一回:狂言はいつできたの?
 第二回:狂言はどこで観られるの?
 第三回:お能と狂言はどう違うの?

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2008.2.8 ブログ 三宅右矩出演情報
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